新聞記事によると、マレーシア・サラワク州の手付かずの※熱帯林が急速に失われているとの事。先住民の生活が失われている、地球環境が侵されている。この「伐採した木材を日本が6割輸入」しているという。この南洋材は「メランティ」という木でラワン材と同じ種類の木で、主に新建材のフローリングの芯材(表面の厚さ1ミリの木以外の部分で床材の91%を占めている)やコンクリートの型枠などに使われている物です。以前の新建材フローリングの芯材として使われていた「ラワン材」も又フィリピンの熱帯林を乱伐して使われていたもの。新建材は人の健康を害し、地球環境を害し、燃やせば有害物質を出す困り物。住宅火災で木材が勢いよく燃えるのは新建材で使われている接着剤のプラスチック(石油化学工業品)が燃える為。日本の住宅の床材は99%はこの種の新建材を使って住宅が建てられています。
地球上の動物や植物の実に50%~80%が熱帯林や熱帯雨林に生息している。熱帯林の減少によって、この動植物が減少しています。又、地球上の植物の半分以上がこの熱帯林や熱帯雨林に生息しています。地球に酸素を作り出す大切な植物が減少している、地球が今大変なことになっているという現実!
※熱帯林と熱帯雨林どう違うの?熱帯雨林は年間降雨量が1000ミリ以上それ以下が熱帯林というそうです。年間通して温暖で動植物の食料が豊富な為、この地域に集中しているそうです。建材として使われる木材も温暖な環境の為、年輪がなく、建材として使うには適している為、需要がある訳です。日本の住宅はこの新建材を99%使っているのですが、この流れを止めなくてはいけません。需要がなければ、伐採はしないのですから・・・
針葉樹の杉、ヒノキ、ヒバ、松、などは殆どが人工林です。人が建築材料として植裁し、手入れをして切り出す。再び植栽というサイクルを作ることで人工林を計画的に維持している大切な資源です。木は成長していく過程で光合成により、二酸化炭素を食べて、酸素を作り出す重要な役割をしている訳です。成長が止まった木を切り出し、二酸化炭素を閉じ込めたまま、住宅として何十年、何百年使用し、変わりに苗木を植え、いっぱい二酸化炭素を食べて、酸素をいっぱい作ってもらう。このサイクルを繰り返してきたのが日本の木造住宅です。
新建材フローリングで使われている南洋材の「メランティ」は何層にも接着剤で貼り合わせたメランティの合板に突き板やシートなどを貼ったフローリング。
無垢のフロア。1枚板で造られた天然無垢の自然素材。調湿性があり、殺菌効果「特に殺ダニ効果」が高い赤松材は耐久性も数百年。又、火災時にも有毒ガスはもちろん発生しなく、燃えにくい為、安全な建材です