お住まいの耐震診断

地震大国日本では耐震基準というものが建築基準法で定められていますが、この基準は最新では平成12年6月(2000年6月)に改正されています。約22年前になります。

したがって、築21年の住宅は現行基準の耐震性に合致しておりますので、一応は安心になりますが、それ以前の建物は注意が必要ということになります。

さらに昭和56年6月(1981年6月)にも改正されています。

昭和56年以降、平成12年までの耐震基準は耐力壁といわれる壁、すじかいや構造用合板を使った壁のことですが、数量の規定はあったが、どこへ入れてもよかった、すじかいの配置に基準がなかったわけです。これは偏った強度になるため、地震の揺れでねじれが起こってしまう事になり危険な状態といえます。又、阪神淡路大震災を受け、柱のほぞ抜きによる倒壊が増えたため、ホールダウン金物の設置の基準も現在の基準で改正されています。

国の補助金がもらえるのは昭和56年以前の住宅になりますが、以降の建物も上記のような問題点があります。

まずはご自分の家がどの程度の耐震性があるのか知っておくことが肝心なのです。