住まいへの意識に関する調査を実施
~コロナ禍を経て約4割が「地方に住みたいと思うようになった」と回答~
♦ 調査結果のサマリー
■ 新型コロナウイルス感染症により「地方に住みたいと思うようになった」方は約4割
居住地に対する意識の変化について質問したところ、「現在より地方に住まいを変えたい」と回答された方のうちの39.7%が、新型コロナウイルス感染症により「地方に住みたいと思うようになった」と回答されました。
また、具体的な意識の変化としては、「二拠点に住まいを所有したいと考えるようになった」、「移住に対して興味や関心を持った」との回答がありました。
なお、移住先の希望については、20代女性の約49%、60歳以上の女性約61%の方が「都会」を希望されているのに対し、60歳以上の男性で「都会」を希望される方は約28%にとどまり、20代男性では約42%が「地方」を希望されるなど、男女において嗜好に差が見られるという結果になりました。
■ 地元への愛着が強かったのは「四国地方」
現在の居住地を選んだ理由について質問したところ、「出身地だから」と回答された方が最も多かったのは四国地方(60.0%)でした。四国地方については、「将来的に居住地を変えたいと思うか」という質問に対して「特に変えたいと思わない」と回答された方の割合も最も高く(70.0%)、四国地方にお住まいの方は地元への愛着が強いことがうかがわれました。
■ コロナ禍にて居住地の良さを実感したのは「日用品・食料品購入の便利さ」・「近隣の自然環境の豊かさ」
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言下の生活において現在の居住地に住んでいてよかったと実感したことについて質問したところ、「日用品や食料品の購入が便利である」ことをあげる方が39.0%と最も多いという結果となりました。
その次に特徴的だったのは、「近隣の自然環境が豊かであること」で26.1%という結果でした。居住区分別でみた場合は、共同住宅(持家)にお住まいの方は「日用品や食料品の購入が便利である」ことをあげる方が56.9%であるのに対し、一戸建て(持家)にお住まいの方では、「近隣の自然環境が豊かであること」をあげる方が32.5%いらっしゃるという結果となりました。
■ 自粛期間中に「住まいの良さ」をより実感したのは「一戸建て」居住者
新型コロナウイルス感染症による自粛期間中において「共同住宅でよかったと実感したこと」・「一戸建てでよかったと実感したこと」を質問したところ、共同住宅にお住まいの方については「よかったと実感したことが特に無かった」と回答された方が約75%であるのに対し、一戸建てにお住まいの方については、「集団感染のリスクの低さ」や「部屋が多い・広いこと」等、複数の利点を実感されている方が多く、「よかったと実感したことが特になかった」と回答した方は約25%にとどまるという結果でした。
♦ 調査概要 調査タイトル 住まいへの意識に関する調査 調査期間 2020年9月1日(火)~2020年9月8日(火) 調査方法 インターネットリサーチ 調査対象 性別:男女 年齢:20歳以上 地域:全国 有効回答数 1,078 |
2020年10月8日
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